ドラム伝

2004年5月16日 趣味
今日は俺のドラムについてのことを書いてみようと思う。

ことの始まりは5年前くらい。ある近所のおっちゃんがウチにウチの親父と酒を飲みにきたときのことである。おっちゃんは「家に使ってないドラムがあるけど、いるか?」と言った。とりあえず「欲しい」と言ったものの、そのおっちゃんが酔っていたからかもしれなかっし、エレアコをもっていたので、それを頑張ろうと思っていた俺はあまり欲しがらなかった。

それから4年後、ちょうど去年の夏、ギターに挫折した俺はF氏と話をしているうちに楽器がしたくなった。まぁそのときもギターをやってたわけだが、どうも合わない。ベースもやってみたかったが、周りに何人かやってる奴がいる。じゃあ、何があるか・・・ドラムだ!ある雑誌で「ドラムはやってる人口が少ないのでやってるとバンドでひっぱりだこ」という感じの記事を見たことがあったし、周りがやってないということで少数派好きの俺はドラムがしたくなった。そして、失礼とは思いながらも、おっちゃんに電話した。おっちゃんは優しく、また出しておくから持って帰ってと言ってくれた。

後日、取りに行ったわけだが、なにか渡しておくのが礼儀というものだが、学生の俺に金があるわけがないし、貯金を利用して渡しても・・・と思い、2、3000円分のクオカードを「これでタバコでも買ってください」といい、渡した。今思うともっと渡しても良かったと思うが・・・。とりあえず「借り物」って感じの形なのだが、9割もらったようなもんだ。長い間しまってあったらしいし、おっちゃん、また、その息子もドラムをやる気はないらしいし、おっちゃんの奥さんも「邪魔だった」的なことを言ってたし。おっちゃんも使ってもらえて嬉しいと言ってくれた。

とにかくドラムが手に入ったわけだ。フロア×1、タム×2、バスドラ×1、ライド・クラッシュシンバル×1、ハイハット、スローン、ペダル付きのYAMAHAの古い青色のドラムだ。足りないものがあったりするし、古いのだが、俺にとっては大事なドラムだ(ちなみにスネアは購入。金ができたらシンバルを2、3枚増やしたい。また、古いので金属部分にへんなつぶ状のサビがついていたが、後日サビ落しでキレイにした。あの音楽部の汚いドラムよりはるかにキレイで気持ちもこもっている。ドラムは太鼓の数じゃないぜ!)。古いと言っても、さすがYAMAHAというか、音はなかなかいい。ギターは挫折しまくって今も簡単な曲をジャカジャカやる程度なのだが、ドラムは違う。当たり前だが、なんせ叩くと音が出るわけだ。その面では簡単だが、リズムは簡単そうでもリズムキープとか手と足が・・・って感じで難しかったりする。簡単かつ、難しい、そんな矛盾してる楽器「ドラム」。

やっぱりいいね、ドラムが。そんなドラムをくれたおっちゃんにも感謝しつつ、俺は今度のステージにドラムとして上がるのである。全力で頑張るぜぃ。

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